感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カボ
1
日本の情報能力が、如何にアメリカに劣ってるかを知らずに戦争に至った経緯や、真珠湾攻撃が後1日遅れていたならば、日本は戦争をしなかったかも・・・という内容に愕然とした。ヒットラーと日本軍を同じように扱うのは間違いだ、ヒットラーはナポレオンのようになりたかった為にした戦争、日本はアメリカの経済封鎖のせいで資源を求めざるを得ない状況に陥ったためにした戦争だった等、分かりやすい。2016/09/15
てら
0
イギリスの学者らしい嫌味と独特のユーモアがある名著(もとはBBCテレビの教養番組での講義らしい)。むろんイギリスを褒め称える内容などではなく、自国にかなり辛辣なことも遠慮なく書かれている。第一次世界大戦については「軍備は戦争を抑止せず、むしろ開戦の原因になることの一例」とばっさり。やや一面的すぎる見方もあったが、そのへんもわかりやすく理解できるので、読んでおいて損のない一冊だと思う。2015/04/28
ELECTRICcommodo
0
「『偉人』を一人も生み出さなかったという意味において、我われは戦後かなりうまくやってきたと言えるであろう。」至言。二流政治家万歳。2014/05/11