メディアにひそむ母性愛神話

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  • サイズ A5判/ページ数 131p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784794508706
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0037

内容説明

本書はマスメディアのなかでくりかえし取り上げられている母性愛神話に光を当てて、その問題性を考えることを目的としている。

目次

メディアに描かれる母親像、専業主婦に限定されがち
母親はもはや女性ではない?
「少年事件」非難の矛先は母親に
母親に志を捨てさせる舞台装置
働く女性はすべてスーパーウーマン?
親権をめぐる争い、司法の世界の母性愛神話
親が親として育つプロセスの大切さ
母親像もメディアの制作者の意図次第
メディアに見る男性の育児休業取得の動き
子育て支援ブームのなかで真の支援を考える
終わりに 読者の声に応えて

著者等紹介

大日向雅美[オオヒナタマサミ]
1950年生まれ。恵泉女学園大学教授。日本子どもNPOセンター専務理事。略歴、お茶の水女子大学卒業・同大学大学院修士課程修了、東京都立大学大学院博士課程修了。学術博士。東京都知事参与、オックスフォード大学客員研究員等を歴任。最近の主な社会的活動、文部科学省「幼児期からの教育の在り方と固定的な性別役割分担意識の形成過程に関する研究委員会」座長。「今後の家庭教育支援の充実についての懇談会」座長。厚生労働省「社会保障審議会児童部会」委員。「少子化社会を考える懇談会」委員ほか
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もよもふ

0
「子育ての適性は女性に生来備わっているものであり母親となれば全てを犠牲にして子に尽くすものである」という考え方がいかに根強いものか、それがどれだけ世の母親を苦しめているかがやさしい論調で書かれていて分かりやすかったです。母性愛神話などと言って、母親が家庭をおろそかにすることを推奨するなんて…という声もあるそうですが、母親が家庭内に押し込められ孤立することによって虐待や家庭崩壊に繋がることもありうると想像してほしいな、と思いました。2013/02/21

わをん

0
ステレオタイプ化された母性像がメディアから押し付けられている、これはジェンダーの多くのことで言えることだと思います。発信するメディア側の意識を変えていくことが重要だと感じました。2011/11/13

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