内容説明
終に完結。不幸の「終わり」は本当にめでたい、のか？たびかさなる不幸と「想定外」の激動を乗りこえ、シリーズ完結編刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チタカアオイ
3
【図書館】はぐらかされた感のあるエンディングでした。「数々の伏線が絡み合い収束し、最後に真実が明らかになる」というお話を好む人にはおすすめしません。リアルな人生ほど曖昧模糊だといえばそうなんですけど。2010/03/08
しーまま
3
いかにも…な終わり方がよかった。１からまた読もうかな。2008/12/04
鵙屋
2
伏線を全部回収した終わり方ではないのでもやっとする人も多いと思う。人生は謎と秘密で溢れていて、その複雑な大海自体が面白い。善も悪も正義も裏切りも表裏一体で、どこかで反転して絡みあって切り離すことは出来ない。ボードレールが親になるという終わり方は感慨深いですね。2011/10/31
じゅういち
1
シリーズ前作に続いて購入。最後の最後までこれでもかと謎を放り込んでくる著者の姿勢に内心舌を巻きながら読みました。シリーズを通して、三姉兄妹が悩んでいる内容が徐々に変化してくるのがよくわかる。本作では自分たちは正しいのか間違っているのか。結局どうすべきなのか。一応児童文学ということだけど、最終巻までくると中学生以上が良さそう。役者あとがきにもあったけど、予定調和を嫌う「著者らしい」終わり方。三姉兄妹は、これからもイン・ザ・ダークな中をライブラリを駆使して生き抜いていくのだろう。ごちそうさまでした。2016/01/03
るい
1
一巻を読んだのは、今から何年も前。やっと、シリーズに終止符がうてて、感慨深い。2011/06/04
