チョッちゃん

石井 宏【著】

草思社（2005/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 269p／高さ 20cm
• 商品コード 9784794214461
• NDC分類 645.6
• Cコード C0095

出版社内容情報

都心近くの廃屋に住む哀れな捨て犬とある犬好きの夫妻の物語。
捨て犬は毎回一頭ずつ、仔犬をつれてくる。夫妻に面倒をみてほしいというのである。著者の観察の鋭さ、犬への思いやり、それにこたえる犬。そして人間を凌ぐ犬の知恵深さが感動を呼ぶ一冊。

静かで深い感動を受けました。
西井夫妻の子育てと犬たちの暮らし！
「チョッちゃん」の子犬への思いに涙！
≪秋山ちえ子さん≫

作者は犬と猫の魂の声を聴き取っている。
過酷な運命を生きる彼らが
人間を幸福に導く起死回生の物語。
≪池田雅之さん【早稲田大学教授】≫

動物はヒトが考えている以上に
深くそして正確にヒトを観察しています。
≪岩合光昭さん【動物写真家】≫

犬好き、猫好きにはたまらない本です。
読み終わったら、そばにいるペットを抱きしめたくなる。
ペットのいない人はきっと愛する人にキスしたくなるでしょう。
愛いっぱいの本に出会えてありがとう！
≪柿川鮎子さん【愛玩動物飼養管理士】≫

内容説明

こんなにやさしい、子思いの犬がいた！涙なしに読めない放浪犬チョッちゃんの物語。

目次

第１章　ことの始まり
第２章　ネコたちの由来
第３章　チョッちゃん現れる
第４章　マルちゃん現れる
第５章　仔犬たちの縁談
第６章　よみがえるチョッちゃん
第７章　散歩と星水さん
終章　さようならチョッちゃん

著者等紹介

石井宏［イシイヒロシ］
音楽評論家。１９３０年東京生まれ。東京大学文学部美学科、フランス文学科卒業。日本楽器（現ヤマハ）、東京放送を経て文筆業に。音楽関係の著書、訳書多数。主な著書に『反音楽史』（０４年度山本七平賞受賞）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[井戸端アンジェリか]

号泣しそうな予感でなかなか手が出せなかった積読本。悲しいよりもホンワカするお話でした。飼い主さん(多分著者家族だよね)がいい人で、拾われてくるワンコもニャンコもお利口さんで、写真にもエピソードにもニマニマしてしまう。大切に可愛がってくれたから、さよならの時も寂しくない。　　もしも捨て犬に生まれ変わってしまったらここの家の子になりたいなぁ。人間慣れしていない子犬に向かって、優しく語りかける詩のような場面には泣いてしまった。

2018/11/27

[もうもう]

もの言わぬ犬や猫との不思議な交流の物語。 ジェフリー・M・マッソンの著に「イヌのおかげで人は人間になった」というのがあるが、それもありかと納得する。

2020/01/08

[mikudesu]

ほのぼのとした心温まる日常の風景が目に浮かぶ本であった。 柴犬の賢さ、母犬の強さ、犬と人間との関係が印象に残る。 チョッちゃんとその子供達が幸せで良かった。

2014/07/31

[ころんママ]

母犬の愛情に胸打たれます。涙で前が見えなくなる本。