出版社内容情報
夫の突然の死で、山縣有朋が創設した栃木県矢板市にある400ヘクタールの森を引き継ぐことに。
主婦から一転、山林に取り組み、新たな道を切り拓いた女性のしなやかな生き方。
内容説明
夫の突然の死で、山県有朋が創設した栃木県矢板市にある400ヘクタールの森を引き継ぐことに。主婦から一転、山林に取り組み、新たな道を切り拓いた女性のしなやかな生き方。
目次
第1章 ようこそ、山県農場の森林へ(高原山の麓の四百ヘクタールの森林;柱材用の三十年生の美しいヒノキ林 ほか)
第2章 私を育んだ新潟の町と生家(父は代議士、大家族の家に生まれて;新潟師範附属小学校に通ったころ ほか)
第3章 山県農場四代目の妻として(公爵・山県有信との出会い、そして結婚;戦後も華族のプライドを持ち続けた姑 ほか)
第4章 夫に代わって森林を育てる(「今まで生きてきた経験があるでしょう」;暫定的な森林計画と「日本の林業を良くする会」 ほか)
第5章 森と風、そして景(林経協の初代婦人部会会長として;森林教育と林業教育を一緒にしないで ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
3
【記録を埋めるキャンペーン②】とても思い出深い本です。当時中小企業向け融資の中で貸付判断が難しい審査を一手に引き受けて行っていました。その中で、なぜか林業と関わらざるを得なくなり、調査しているうちに巡り巡って本書に辿り着きました。山縣有朋の家系に連なる「矢板市長であった夫」が急逝後、主婦である著者が矢板の400㏊の森林を相続し、森林経営に取り組んだ一代記です。幾多の苦難を乗り越え今に至る生き様には感動を覚えますが、それ以上に本書は林業経営を客観的に分析し「林業経営の教科書」とも言えることに価値があります。2013/12/01
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