嫌われものほど美しい―ゴキブリから寄生虫まで

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嫌われものほど美しい―ゴキブリから寄生虫まで

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794208194
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0045

内容説明

イルカは意地悪でゴキブリはやさしい!とかく自然は見かけじゃわからない。愚かで醜いと思われている生きものたちにも意外に愛らしい一面があり、人気者のかわいい動物にも知られざるしたたかな一面がある。ゴキブリなんか見るのもいやだった女性サイエンスライターが、知ってみればいとおしくさえ感じられる生きものの世界を楽しく案内する生物エッセイ集。

目次

1 愛
2 踊る
3 這う
4 適応
5 癒し
6 創造
7 死

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

18
嫌われものほど美しい―ゴキブリから寄生虫まで。ナタリー アンジェ先生の著書。意地悪で性悪なイルカ。見た目は美しいイルカが意地悪で性悪。人間も見た目は美しいのに中身が意地悪で性悪な人はいる。ゴキブリはやさしい。ゴキブリの見た目が美しいと思う人は少数派。でもゴキブリはやさしい。人間だって同じ。見た目は美しいと言われることが少なくても中身がやさしい人は魅力的。見かけで判断するのはやめないと。2022/10/08

tom

4
体のあちらこちらに付着する脂肪は、付着する場所によって異なる機能を果たしているとのこと。何で腹に油が付くのよと思っている私には、ちょっと驚くような知識などなど、トリビアがあちらこちらに。2013/06/07

なにがし

3
ハイエナが胎児の頃のホルモンによって、メスであってもまるで男性器を持っているような外見になる、ってのは知らなかった。明日使えるトリビアに。2013/03/05

mashumaro

2
嫌われ者ほど美しい、という題名通り、サソリ、寄生虫、ゴキブリ等の気味悪い生き物が取り上げられていますが、それだけではなく多種多様な動物が登場します。人間もまた動物の一種として解説されます。難解なサイエンスをセンス抜群のユーモアで語ってくれる著者は、さすがニューヨークタイムズのサイエンスライター!と思わされますが、それと同じくらい翻訳がまた見事です。 科学が好きになる一冊です。 2018/04/05

ティーティーウー

2
タイトルと表紙の絵を見て、「ゴキブリや寄生虫などの知られざる生態が細かく書かれた書籍なのだろうな!ワクワク!」と期待しながら読み始めたのですが、いわゆる「嫌われもの」のことが書かれている箇所は少ししかありません。特殊な生き物、生物学者について、癌や脂肪などの人体についてなど、多岐に渡って短い章ごとに書かれたサイエンスエッセイです。期待とは違いましたが…比較的読みやすく、面白い章もありました。2016/02/13

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