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内容説明
本書では、客観報道を素材としてジャーナリズム研究の方向性を提示した。それぞれの論文は、国内外の先行研究を踏まえつつ、独自の視点からジャーナリズム論を展開し、ジャーナリズム史、ジャーナリズム論、マス・コミュニケーション論、コミュニケーション論、情報法、さらには記号論や社会理論、国際政治論までもが参照されている。
目次
1 歴史・理論編(客観報道の起源を巡って―アメリカ・ジャーナリズム史のコンテクストから;日本のジャーナリズムと客観報道―客観報道を巡る議論のレビューと客観報道主義の再評価について;客観報道論再考―マス・コミュニケーション論の観点から)
2 理論・分析編(新聞記事における論評の表明―モダリティ概念によるテクスト分析;社会的責任論の観点から見た客観報道―事実の真実性を手掛かりとして;当事者として語ること―客観報道とリアリティの多元性をめぐって)
3 分析・応用編(国際ニュースとメディア・フレーム―客観報道はなりたつのか?;英国における政治とジャーナリズム―プレスの規制と放送の公平性;拡大する情報環境のなかの客観報道―オンライン・ジャーナリズムを中心として)