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チョコレートの文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790710400
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1020

内容説明

“神の食物”という学名をもつカカオ。はるか紀元前にまで遡るカカオの起源から現代のチョコレートにいたる、壮大な物語。

目次

第1章 カカオとの出会い
第2章 植物としてのカカオ
第3章 征服期前以前のカカオ―カカオからみたメソアメリカの古代史
第4章 飲物としてのカカオ
第5章 お金としてのカカオ
第6章 貢納・交易品としてのカカオ
第7章 薬としてのカカオ
第8章 儀式に使われるカカオ
第9章 カカオの語源
第10章 カカオの旅立ち―一六世紀以後のカカオ
第11章 世界への旅

著者等紹介

八杉佳穂[ヤスギヨシホ]
1950年、広島県に生まれる。75年京都大学文学部卒業。マヤ言語学、文字学、中米文化史専攻。現在国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学併任教授。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千尋

6
チョコレートの歴史や文化について詳しく書かれている本**チョコレートは昔、媚薬として飲まれていた事を初めて知り・・バレンタインにチョコレートをあげる風習ともしかしたら関連しているのかもしれないなと思いました**2011/01/27

Ayakankoku

3
非常にマニアックな本。カカオの学名が、「テオブロマ」といい、ギリシア語で神の食べ物という意味だと知った。そんな所からも、カカオが高貴な人々にとって重要なものであったことが伺える。カカオを飲むと、元気づけられる・快活になると当時の人々が考えていたことも、この学名に関係しているのだと分かった。2018/02/06

nice_sheep

3
チョコレートの本だし、「かほ」さんという女性研究者かと思っていたら「よしほ」さんという男性だった。男性が書いたものらしく良い意味で抒情性を排した的確な文章。固有名詞が続々と並んでいるところは全然覚えられなかったが、虫さされの治療としてチョコレートに人糞を混ぜて飲んだという事実にはたまげた。2011/10/24

Koning

3
メソアメリカ研究者の手に成るとっても真面目なチョコの本。メソアメリカのカカウが如何にチョコレートさまになったか。だけど、とくにマヤ諸語も含めて解説されると降参!というか、また覚えなくていい雑学ばかり増えたきにもなる素敵な本w2011/05/19

ぽんぽこ

2
やや薄めのソフトカバーからは想像できないぐらい骨太な本でした。チョコレート初心者の方は、この本より前にもっと優しめの本を手に取ることをおすすめします。私も再読でしたが、まだもにゃっとしたところもあるので、時間を置いたらもう一度読んでみようと思います。でもチョコレート食器なんてあったんですね。今でもあればいいのに。2023/01/15

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