内容説明
豊潤なる“音楽学”の世界へ!“音楽学”とは何か―その目的や方法、領域を、最先端を行く研究成果をふまえて提示する。“学際的総合学”としての音楽学研究の現状を通して、21世紀の“新しい世界像”を垣間見る。
目次
序論 音楽学―その研究領域と方法に関する歴史と現在
1 人々は音楽をどのように理解してきたか(西洋古代と中世の音楽論;近世人文主義の音楽論;ザルリーノの音楽理論 ほか)
2 音楽史研究へのアプローチ(資料研究の基本問題;楽曲分析を基礎とする研究;オペラと効果の美学 ほか)
3 文化論としての音楽学(音楽人類学試論;音楽の民族主義―研究のためのいくつかのスケッチ;ポピュラー音楽の美学 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かす実
2
1年前に読んだ時には意味がわからなかったけど、今は理解できる自信があるのでリベンジしたいと思います。
陽香
1
200401102016/03/13
ありさと
0
音楽学の多彩な各分野に関する概論集。対象、手法から現状の課題までそれぞれに。高校生とか学部の一年生が読むと良いんじゃないか知らん。ところで「春の海」はずうっとフルートの曲だと思っていたので日本の伝統音楽と思われてるという記述に衝撃を受けてしまった。尺八だったのか……。2015/07/01
SHIN
0
音楽学をやりたくて進学先を決めたが、具体的にどういう方向性でいこうか悩んでいるので読んだ。少し自分のやりたい方面がわかった気がする。その方面の参考文献は全部読もうと思う。各ジャンルの導入が多く、あるジャンルをやるとしても他のジャンルも押さえておいた方がいいしこれは便利なので、もう一回ちゃんとこの本勉強し直すつもりである。2013/09/02