周辺民族の現在

周辺民族の現在

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790707240
  • NDC分類 389
  • Cコード C3039

内容説明

マイノリティから世界を見る。グローバルな認識の視座を求めて、構造的中心から排除され、周辺化された人々に焦点を当てる。不可視な世界の構造を明るみに出す、現代人類学の新たな成果。

目次

序章 周辺民族と世界の構造
第1章 変容はいかに語られたか―セントラル・ブッシュマンの日常会話から
第2章 周辺化と軍事化―南部スーダン・パリ人と外部勢力
第3章 周辺性と民族的自立―パシュトゥーン人とバルーチュ人の例から
第4章 周辺社会と外部社会の接合―ミドルマンの戦略的適応
第5章 現代の「アイヌ民族」
第6章 噴火被災の苦難を越えて―ピナトゥボ・アエタたちの選択
第7章 「石器時代人」タサダイ再考―中心のシンボルとしての周辺民族
第8章 アメリカ・インディアンのアイデンティティ
第9章 先住民族が成立する条件―理念から現実への軌跡
第10章 ソロモン諸島の社会運動と中心世界の使い方