出版社内容情報
『森のやうに獣のやうに』(全篇)/『ひるがほ』(全篇)/『桜森』(抄)/『はやりを』(抄)/歌論/エッセイ/解説 馬場あき子・坪内稔典・栗木京子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
7
今回改めて思ったのは、耳の感覚の強さ。耳から皮膚感覚へ。もちろん視覚の歌も多いのだけれど、五感の比率で考えた時、初期の耳、妊娠出産後の内部の感覚。全身で歌うとはこういうことか。2015/07/27
はち
4
再読。そこまでしっかり読む感じではなく、好きなところを繰り返して読む感じで。友人のせいで裕子さん熱が再発している。お会いしたかったなぁ。でも、歌はそこにある。2015/12/09
はち
3
恋をして、結婚し、子供を産み、育てる。人として当たり前(と言うと語弊があるのかもしれないが、奇を衒う作風ではない、という意味で)に変化していくのを詠むこと。生まれながらの歌人であり、生涯一歌人だったのだろうなぁ。そしてこの続きの歌も読まないといけないと改めて思う。2014/12/30
恋々
2
家にあった本。母に好きそうだと薦められて。 女性らしい、柔らかく描かれる歌はどこかさびしくて、うっすらと死の匂いがする。全て優しく暖かく、心に余韻を残してくれる。家族の事、生活の事、ゆっくりと読んでいたい歌集です2013/05/23
え
0
「わが胸をのぞかば胸のくらがりに桜森見ゆ吹雪きゐる見ゆ」2023/12/30