出版社内容情報
時代の感性は特定のカタチを愛し、その愛は特に建築とファッションに共通して現れる。――このユニークな観点からヨーロッパの建築と衣装の歴史を楽しく語る。レナウンCM「イエイエ娘」で知られる著者が贈る、肩のこらない建築・ファッション史。
・「まず着眼点が斬新である。服と建築という、人体を直接、間接に包み込むものには、同じ時代の空気が染みているはず。両者の意匠を、連動させて論じる試みはあっていい。」（2003.4/20 読売新聞 荻野アンナ氏）
内容説明
古代エジプトは三角形、古代ローマは半円形―。カタチを通して、建築史・美術史・ファッション史をこの一冊で網羅する。
目次
古代エジプトと「三角形」
古代ギリシアと「矩形」
古代ローマと「半円形」
ビザンチン帝国と「モザイク」
ロマネスクと「ずんぐり型」
ゴシックと「垂直型」
ルネサンスと「釣り鐘型」
バロックと「重層装飾」
ロココと「植物曲線」
新古典主義と「幾何学」
世紀末と「アール・ヌーボー」
２０世紀初頭と「アール・デコ」
３０年代と「流線型」
６０年代以降の「ポスト・モダン」
著者等紹介
今井和也［イマイカズヤ］
１９３１年、東京生まれ。旧満州ハルピンで育つ。敗戦後に引揚げ。１９５６年、東京大学文学部美学美術史学科卒業。レナウン入社。宣伝部、テレビ担当。小林亜星氏のＣＭソング第一作「ワンサカ娘」、「イエイエ」、「アラン・ドロンのダーバン」などのＣＭをプロデュース。宣伝部長、レリアン社長、レナウン専務取締役を経て１９９３年退社。帝京大学文学部非常勤講師。１９９８年より帝京平成大学情報学部教授。１９９４年から２００２年まで学校法人桑沢学園理事。「形の文化会」会員
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