出版社内容情報
テクノロジーに包囲された都市社会の身体が行き着く先──。復権する太古の身体装飾文化、SMと倒錯する快楽身体、アート・パフォーマンスにおける非物質化する身体、殺人者たちと解剖の美学など、氾濫する肉体のユートピアの数々。
1 快楽身体の未来形
(1)性的都市の新部族主義(ニュー・トライバリズム)
①プリックアップ・ラバーズ――ゲイ・フェティシズムの身体
②黒く塗れ――プレ・テック・タトゥーとニュー・トライバリズム
③ファキール・ムサファーと身体の修正(ボディ・モディフィケーション)
(2)幻想のポルノピア
①境界侵犯のポルノとSF――幻覚映像の快楽
②PLAYMATE――フェティッシュ・ドールたち
③シーメールの幻想――理想の欲望機械
(3)アブノーマル・ジャパネスク
①アブノーマル・ジャパネスク
②女神たちの腹わた
2 ボディ・アート/幻覚の身体
(4)ネクロ・エロチシズム
①J・P・ヴィトキン――氾濫する肉体の逆ユートピア
②皮膚の下と上――肉の異形(パノラマ)、内臓の森(フォーレスト)
③オート・エロチシズム――残虐映像の快楽
(5)トランス・ボディ・アート
①ディシプリン・イン・アート・パフォーマンス
②トランス・ジェンダー・パフォーマンス
(6)DEATH/殺人者と死の意匠
①ジョン・ゲーシー――道化殺人者(クラウン
内容説明
テクノロジーに包囲された都市社会の身体は人工的に己の身体の地獄を、己の身体の秘境を作り出す―。復権する太古の身体装飾文化、SMと倒錯する快楽身体、アート・パフォーマンスにおける非物質化する身体、殺人者たちと解剖の美学など、氾濫する肉体のユートピア。
目次
1 快楽身体の未来形(性的都市の新部族主義;幻覚のポルノピア;アブノーマル・ジャパネスク)
2 ボディ・アート 幻覚の身体(ネクロ・エロチシズム;トランス・ボディ・アート;DEATH 殺人者と死の意匠)