病い論の現在形

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病い論の現在形

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787210173
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

近代的身体像は、医学の近代化によって誕生した──。文学・哲学・音楽から宇宙論まで、病と生命に向けられたまなざしの連鎖を解析し、病を取り巻く言説の現在、病気という文化─文化という病気を臨床する。いま、何が病んでいるのか──。

1 生命の哲学 病いの論理学
 (1)「私の死」への接近
 (2)死を牽引する生
 (3)概念/現象としての生命
 (4)幻影と境界
 (5)混沌への放擲
 (6)宇宙的思考
 (7)環境世界論Ⅰ
 (8)環境世界論Ⅱ
 (9)音楽的生命観Ⅰ
 (10)音楽的生命観Ⅱ
 (11)音楽的生命観Ⅲ
 (12)病いから遠く離れて

2 病いの痕跡
 (1)植物の夢――『ジングル・セル』論
 (2)接近の拒絶――『シングル・セル』論Ⅱ
 (3)均質化の先取――小川洋子『完璧な病室』
 (4)欲望の湿度
 (5)ことば・採掘・肉体

3 病い論の螺旋構造
 (1)病い論の螺旋構造――病気の饒舌さについて
 (2)裏返された屍体――医学史の戦略
 (3)場所の記憶――病名をめぐる医学史
 (4)病いの幾何学――分類学的医学の時代
 (5)球形の知覚Ⅰ――流行病の政治学
 (6)球形の知覚Ⅱ――「健康」の誕生

あとがき

内容説明

近代的身体は医学の近代化によって誕生した―。そして、いま、病いとは?文学、哲学、音楽から環境論、宇宙論まで、「病い」と「生命」に向けられた様々な“まなざし”の連鎖を通し「病気という文化・文化という病気」の現在を臨床する。

目次

1 生命の哲学 病いの論理学
2 病いの痕跡
病い論の螺旋構造