ポピュラー・サイエンス
フォトンの謎―光科学の最前線

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785386054
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0042

内容説明

「光とは何だろうか」そのもの自体は誰でも知っていながら、改めて質問されると専門家でも答えられないものです。まだわかっていないことが多いからです。それは、光量子(フォトン)の本質を探ることにほかなりません。そのために、本書では「粒子と波動」をキーワードにして書いてみました。それで、光の本質と現代物理の最前線が、また大部分の応用がわかると考えたからです。古典的な光学は本書のなかで大部分説明しましたので、光に関する総合解説としても利用できます。そして、光に関係する知識がどんなに新しい局面を拓きつつあるかを知って下さい。

目次

1章 光とは何だろうか
2章 量子力学と光
3章 再び・光とは何だろうか
4章 光を測る
5章 光をつくる―レーザー光通信
6章 光と生命
7章 光波の限界を超えて
8章 光量子の限界を超えて
9章 光と宇宙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TSUBASA

6
波であり粒子であり、質量をもたないフォトン(=光子)。その不思議な性質と、極めて広い分野への応用について包括的に紹介した一冊。個々のトピックは昔かじった内容だったので多少はわかったけど、イメージつきにくいものばかりじゃないかな。それだけわかりにくいのが光というものだと思うけど。ともかく、(やや古いけど)光科学の重要トピックがかなり載ってるので軽く思い出したい時には便利かも。筆者の「今は光ファイバは高価だけど、そのうち一般家庭にも光通信が出来るようになる日も近い」という予想のは見事実現しちゃいましたね。2013/12/05

まじぇすた

5
文章による説明がとても分かりづらい上に、半導体(光電子倍増管)、レーザー、生命、認識、宇宙、など、かなり広げすぎなトピックを矢継ぎ早に紹介するので理解がままならない。バンド図も横軸にエネルギーをとっていて馴染めない。でも様々な光の位相の図とスクイズされた光の図の説明は分かりやすかった。ある程度の光の理論を知っている人がフォトンの応用について広く浅く知るには良いがシリーズ名にあるポピュラーであるとは言い難い。2022/07/31

calaf

0
粒子と波の性質を併せ持つ光。しかも、両方の性質が同時にあらわれることはない。2008/08/11

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