内容説明
本書は、大学初年級向けの電磁気学の教科書である。著者が東京大学の一年生向けに行った講義、特に高校物理未履修者向けの講義の経験を生かしてできるだけ平易に記述。本書で目指したことは、マクスウェル方程式の積分形による電磁気学の体系の理解と、それに基づいた応用力の養成である。
目次
１ 電場とクーロンの法則
２ 数学的基礎―微分・積分と立体角
３ ガウスの法則
４ 静電場と電位
５ 導体と静電場
６ 定常電流と直流回路
７ 誘電体と静電場
８ 電流の周りの磁場
９ 時間的に変化する場―電磁誘導・変位電流密度
１０ 過渡現象と交流回路
１１ 物質の磁気的性質
１２ 電場・磁場のエネルギー
付録 マクスウェル方程式の微分形
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
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コンセプトは学部１年の半期でやる分量って前書きにあるけど、そのために大事なものを付録扱いしてもたり本が薄くなるのは本末転倒におもう。教養レベルの電磁気の勉強をやるのに例えばこの教科書でやるとなると途中で終わってそもてその続きは別の本を買うわけで結果複数買わんとあかんし。2014/03/16
１２３
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物質中の電磁気学、磁性体の部分がわかりづらい。 マクスウェル方程式の微分形が書かれていない また、div,rot,gradなども最後のおまけには出てるけど、ほかはでてない。2012/09/21
Gogozl
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Maxwell方程式の微分形がおまけ扱いになっている。初学者向けと思われる。2012/02/05
