スポーツ哲学の入門―スポーツの本質と倫理的諸問題

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779505713
  • NDC分類 780.1
  • Cコード C0010

内容説明

スポーツの本質は何か。卓越性追求における「共同の努力=コン‐ペティティオ」と捉え、対戦相手のリスペクトを重視し、勝利至上主義を批判する。

目次

何かがスポーツとなるのはどんな時か、なぜそんなことを考慮すべきなのか
なぜスポーツなのか、スポーツは社会でどのような役割を果たすべきなのか
競争は善いことなのか、悪いことなのか
組織スポーツ―少年時代に不可欠か
スポーツにおける倫理的問題について、競技者は何を言うべきか
スポーツにおける倫理的問題について、指導者は何を言うべきか
「不正行為」はどの時点で生まれるのか、よいスポーツパーソンになるために何が必要なのか
ドーピングすべきか否か
スポーツにおける暴力―試合の一部にすぎないのか
女子と男子はいっしょにプレイすべきか
指導者と選手の関係―接近はどこまで許されるのか
スポーツは「芸術」たりうるか

著者等紹介

川谷茂樹[カワタニシゲキ]
1968年福岡県に生まれる。1991年京都大学文学部卒業。2004年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。文学博士。(専攻/哲学・哲学史)現在、北海学園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yuka

3
スポーツの定義の部分から見直すことで新しい視点は持てたかな。 読み終えて答えが見つかった訳ではないけれど、思ったのはここの議論の中で【パラスポーツ】はほとんど考慮されていないという点。身体能力がスポーツの内在的価値であるという点は納得しつつも、その他の定義も含めて考えていくとパラスポーツはスポーツ足り得ないの?と思う疑問点も湧いてきて。 もうちょっと勉強を重ねながら研究ではないけれど自分の中で考察を深めていきたいなと思いました。 スポーツ哲学は邦訳の参考文献が少ないので何か情報あれば教えてください!2018/12/03

わにさん

2
「スポーツとはなにか」という(眠くなるような)問いから始まるが、実際の現場での倫理的諸課題まで書かれていて実践的でもある。スポーツに限らず教育に関わる人間は一度読んでおいて損はない。ただ指導者や選手へのアンケートのサンプル数が極端に不足していて、読み取り方もかなり都合のいいものに思えた。2015/09/27

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