〔エイ〕文庫
下町純情カメラ

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  • サイズ A6判/ページ数 187p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784777902019
  • NDC分類 748
  • Cコード C0172

内容説明

初めて手にしたカメラで撮ったのは、自分の町の何気ない日常風景だった―下町を撮り続けてきた写真家・大西みつぐが、写真を始めたあの頃歩いた「愛しの町」を、珠玉の下町写真110点+書き下ろしエッセイ全22編で紡ぎだす。読み終わったそのあとは、こだわりの下町ガイド(巻末)を羅針盤に、心ゆくまでカメラとともに町歩きを楽しんでいただきたい。

目次

第1章 三丁目の曲がり角(お豆腐屋さん;路地と露地 ほか)
第2章 憩いの町商店街にようこそ(町の灯りチカチカ;銀座ホールのこと ほか)
第3章 少年は隣り町をめざす(橋を渡る;堤防のある風景 ほか)
第4章 黄昏色の町に背を向けて(銭湯;凪 ほか)
下町ガイド 極私的下町遊覧(向島・京島(墨田区)
北千住(足立区) ほか)

著者等紹介

大西みつぐ[オオニシミツグ]
1952年東京深川生まれ。1974年東京綜合写真専門学校卒業。70年代から90年代を通して、日常と非日常の狭間に見え隠れする「ワンダーランド」をテーマにひたすら町を歩き写真を撮っている。85年「河口の町」で第22回太陽賞、93年「遠い夏」ほかにより第18回木村伊兵衛写真賞を受賞。個展、企画展など多数。現在東京綜合写真専門学校講師、武蔵野美術大学非常勤講師、日本写真家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

90
ありふれた下町の光景を切り取った写真集。ありふれているのだけど、何とも言えない温かさと懐かしさがあり、ページをめくっているうちに涙ぐんでしまった。決して美しいとは言えない下町の光景には、人間らしさが息づいている。後書きによると1990年代に取られた写真らしい。それでも強く昭和を感じる。昭和的なものは決して亡びることなく、これからも日本人のメンタリティの一部として残っていくのかもしれない、と感じさせてくれる写真集だった。2014/08/16

3
ブックオフオンラインで買った本。少し前の下町の風景が懐かしかった。こんなお散歩写真が撮れたらいいなと思った。関係ないけど、大西みつぐさんを、つぐみさんだと思ってて、勝手に女性カメラマンだと思ってました。★★★☆☆2015/07/30

わか蔵

1
7/10点 これはいい。昭和の匂いがプンプンする写真が多数。書き下ろしエッセイも面白く読める。この本は2004年発行で、しかもこの写真が撮られたのは90年代なので、今は残っていない風景である可能性があると思うと寂しい。無くなる前に自分でも実際にそこヘ行って写真を撮ってみたい。2015/10/01

雪町

1
カラーとモノクロの下町写真エッセイ。雑多で生活感溢れる商店の雰囲気が、ノスタルジックでいい。2013/08/12

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