内容説明
本書では、自らの育児体験を踏まえながら、HSPの親ならではの子育ての注意点と対処法をアドバイス。30年に及ぶ幅広いHSP研究と自身の経験に基づいた、HSPの親が自ら子育ての難題に対処するためのヒントが随所にあります。HSP気質の親は素晴らしい親になる可能性があります。著者が説く「感情を受け入れる」「感情を恥じない」「みんなと同じように自分にもできると信じる」「嫌な感情はいつまでもつづかないと信じる」「嫌な感情にはいずれ対処できるという希望を持つ」ことで、余裕をもって子育てに臨む。本書はそのための一冊です。
目次
HSP自己診断テスト
1 ひといちばい敏感な親になるとはどういうことか
2 過度の刺激に対処する―HSの親への適切なケアと評価
3 助けを得る―そう、あなたには助けが必要だ
4 処理の深さ―さまざまな決断~体にいいパンを買うことから、人生の目的まで
5 強い情動反応を楽しみ、制御する
6 さまざまな社会的接触を切り抜ける―教師、ほかの親、善意の親戚、医療専門家
7 敏感な親とそのパートナー―問題とそれに立ち向かう方法
8 敏感な親とそのパートナー2―問題に対処する
著者等紹介
アーロン,エレイン・N.[アーロン,エレインN.] [Aron,Elaine N.]
臨床心理士および心理学研究者。世界的ベストセラー『敏感すぎる私の活かし方―高感度から才能を引き出す発想術』(パンローリング、2020)をはじめ、関連書籍の著者。敏感性を生来の気質と最初に認識し、1990年に開始されたHSP研究の第一人者となる。「HSP研究基金」を設立し、ウェブサイトを通じて情報発信もおこなう。主要な科学雑誌でも敏感性に関する科学論文を多数発表。また、夫のアーサー・アーロン博士とともに愛と親密な関係に関する心理学の科学的研究に着手、敏感性と愛情の研究にいちはやくfMRI(functionalmagnetic resonance imaging)を取り入れた
片桐恵理子[カタギリエリコ]
翻訳家。愛知県立大学日本文化学科卒。カナダで6年、オーストラリアで1年の海外生活を経て翻訳の道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。