内容説明
その熱意は東条首相以下、日本政府・軍首脳を動かした!ベンガルの名家に生まれ、ケンブリッジ大学で学ぶも、栄達の道をなげうって独立運動に身を投じた英雄―死後も英国を翻弄させ、植民地支配を終わらせる要因ともなった、その不屈の闘志を描く。
目次
海底六千浬
名家の子
革命児の誕生
独立運動の渦中へ
指導者への道
第一回欧州亡命
マハトマとの対決
国外脱出
対日提携への熱い想い
日本、インド進攻に食指
インド独立連盟新総裁に
「チェロ・デリー」
飢餓と雨と泥濘
敗走
日本と悲運を共に
台湾の空に散る
死せるボース、英を走らす
彷復うボースの魂
著者等紹介
稲垣武[イナガキタケシ]
昭和9年、埼玉県に生まれる。京都大学文学部西洋史学科(技術思想史専攻)卒業。朝日新聞入社、「週刊朝日」副編集長をへて平成元年退社、フリージャーナリストとなる。「悪魔祓いの戦後史」で第3回山本七平賞受賞。平成22年8月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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