内容説明
日米四万二千の死傷者を出して、砂浜を鮮血にそめた太平洋戦争最大の激戦場・硫黄島―なぜ日本軍は東京の玄関先で孤立無援の死闘を展開したのか。そして硫黄島の攻防戦が世界的に有名になった理由はなにか―守備計画に参画して、飛行場を海に沈めることを主張した異色参謀が貴重な資料と体験で描く感動作。
目次
第1部 一参謀の回想(世界最大の激戦地;翼をもぎとられた孤立の島;サイパンは難攻不落といわれたが;次は硫黄島だ;パイナップルとジャングルと硫黄島 ほか)
第2部 遺族の回想(栗林兵団長の家庭への便り;遺族の言葉)