光人社NF文庫
闘魂 硫黄島―小笠原兵団参謀の回想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769824497
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

日米四万二千の死傷者を出して、砂浜を鮮血にそめた太平洋戦争最大の激戦場・硫黄島―なぜ日本軍は東京の玄関先で孤立無援の死闘を展開したのか。そして硫黄島の攻防戦が世界的に有名になった理由はなにか―守備計画に参画して、飛行場を海に沈めることを主張した異色参謀が貴重な資料と体験で描く感動作。

目次

第1部 一参謀の回想(世界最大の激戦地;翼をもぎとられた孤立の島;サイパンは難攻不落といわれたが;次は硫黄島だ;パイナップルとジャングルと硫黄島 ほか)
第2部 遺族の回想(栗林兵団長の家庭への便り;遺族の言葉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

12
先の大戦中、屈指の激闘である硫黄島の戦いで、防備計画に参画した軍人による著作。著者は参謀として戦闘前に硫黄島にいたのだが、実際の戦闘前に島を離れ、戦いには参加していない。そのため、戦闘経過については生存者の手記に頼る形となっている。また、著者の堀江少佐は陸軍の連絡参謀として海軍にいたことがあるのだが、その時の話もなかなか面白い。興味深いのは、硫黄島の戦いを指揮した栗林忠道中将の人物像だ。防備計画から戦闘の指揮についての高評価はもちろんなのだが、「部下の参謀に嫌われていた」など、欠点についても触れている。2017/12/02

wei xian tiang

0
黙祷。悲命に斃れた英霊を想うに、8月15日だけでは余りに我々後世の人間は冷血に過ぎるのではないだろうか。戦後70年近くなり直接の家族的記憶が薄くなる今時は尚更である。6月23日はもとより、3月26日、5月29日、サイパンの7月7日、折節思いを致さなくてはならない。2014/01/22

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