内容説明
空母「赤城」「翔鶴」重巡「熊野」等に乗り組み、唯一の報道カメラマンとしてミッドウェー海戦を、ソロモンの死闘を激撮しつづけた不死身の特派員が描いた日米空母戦記―カメラを片手に多くの精鋭パイロットたちと語り、司令長官や参謀長の素顔に接しつつ、“炎の海”をくぐり抜けて来た命懸けの戦場レポート。
目次
第1章 生と死を直視して
第2章 九死一生の幸運
第3章 報道戦に青春を賭す
第4章 大いなる翼に抱かれて
第5章 空母「赤城」とともに
第6章 ミッドウェー洋上波高し
第7章 機動部隊の潰滅
第8章 ソロモンの波涛を超えて
終章 日本陸海軍の終焉
著者等紹介
牧島貞一[マキシマテイイチ]
明治38年2月21日生まれ。大正12年、長野県飯田中学卒業。ただちに上京して洋画を学ぶ。のち写真に転じ、木村伊兵衛に師事して写真を学ぶ。つづいて映画に転じ、昭和7年JOスタジオ勤務。昭和12年、同盟通信社に入社し、日中戦争に従軍。昭和15年、日本映画社設立と同時に同社に入り、ミッドウェー海戦、南太平洋海戦をへて終戦を迎える。昭和28年、NHKテレビ技術部中継課に転ず。昭和33年共同TVニュース技術部長として、フジテレビニュースの制作に従事する。昭和39年、同社を退社
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。