光人社NF文庫<br> われレパルスに投弾命中せり―ある陸攻操縦員の生還

光人社NF文庫
われレパルスに投弾命中せり―ある陸攻操縦員の生還

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769822073
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

戦艦「陸奥」乗り組みの一水兵から大志を抱き、熱き思いを込めて操縦員への峻険を極め、飛行四千百三十九時間の大記録を持つ名パイロットが描いた感動の空戦記。九六陸攻、一式陸攻、月光を駆って、マレー沖海戦にガダルカナル争奪戦に、八面六臂の戦功を誇らず驕らず、つねに自己に打ち克った空の勇者が綴る。

目次

序章 軍艦旗のもとに
第1章 大空への挑戦
第2章 青春の血は燃えて
第3章 深い信頼の絆
第4章 海鷲隊、雲上を征く
第5章 マレー沖の凱歌
第6章 ラバウルの蒼い空
第7章 忘れざる出来事
第8章 最後の救出飛行便
第9章 生と死のはざまで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

35
なにより岩崎の情緒あふれる文章が美しい戦記である。生死の断崖に立ってこそ見える、自然や生きもの、また情愛の美しさを余すことなく描いている優れた手記。生死の狭間にあって見た中国大陸の雄大さ、マレーやインドシナで搾取されながらも暮らす素朴な人々、マリアナ、ラバウルの澄みきった蒼い海と空。風にそよぐ椰子や激しいスコール、ペットにした野猿などに触れ、岩崎はしだいに人知や人間の行為を超越した運命や天の力を感じ、何かを覚ってゆく。敵を駆逐したい思いと裏腹に命じられた人員救出飛行に励むことでそれは確信へと変わる。2019/08/23

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