内容説明
半導体デバイスを応用条件で分類すると、信号系と電力系とに大別できる。パワーデバイスは、この電力系回路に使用される半導体デバイスの１つで、比較的大電流高電圧の性質を有し、電力を制御する半導体デバイスともいえる。私達の日常の中でいろいろな電気をエネルギー源として動作する機器は多く存在する。パワーデバイスは、家電・民生、交通機関、オフィス、生産工場、電力・新エネルギーなど、ありとあらゆる場所で使用されている。本書は、これらパワーデバイスの種類、構造、設計のポイント、さらにその特長、使用目的などを解り易く解説した。パワーデバイスにはじめて触れるエンジニアや学生諸氏が基礎を学ぶ上での絶好の書である。
目次
第１章 パワーデバイスとは
第２章 パワーデバイスの種類と構造
第３章 パワーデバイスの基本機能と動作原理
第４章 パワーデバイスの製造工程
第５章 パワーデバイスの特徴・仕様・特性
第６章 パワーデバイスの応用設計のポイント
第７章 パワーデバイスの応用動向
第８章 パワーデバイスの要素技術と開発動向、将来展望
著者等紹介
由宇義珍［ユウヨシハル］
１９７２年阿南工業高等専門学校電気工学科卒業。１９７２年三菱電機（株）入社。同社、パワーデバイス製作所にて、応用技術課長、パワーモジュール設計課長を歴任。現在、応用技術統轄。専門分野はパワーデバイスの設計および応用技術。三菱電機に入社後、現在までパワーデバイス全般、特にパワーモジュールの国内外市場への拡大に貢献。ＪＥＣ、ＪＥＩＴＡ、ＩＥＣなど国内外のパワーデバイスに関する標準化委員を務め、現在、ＩＥＣ４７Ｅ／ＷＧ３でトランジスタの規格制定プロジェクトリーダ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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