内容説明
この本の目標は、20才で決闘に敗れて死んだ数学者ガロアを紹介し、「現代代数学の出発点となったとされる《ガロアの方程式論》とは?」、「見果てぬ夢としての《ガロアの数学》とは?」といった疑問に答えて行くところにある。「数学少年ガロアの活動」、「ガロア理論の数学史的背景」、「現代の数学と《ガロア的数学夢》のかかわり」といったテーマのかずかずが読者をとりこにすることだろう。
目次
1 パノラマ《ガロア》
2 ガロアの習作
3 方程式論への路
4 オイラー、ガウス、アーベル
5 ガロアの数学
6 ガロアからの出発