内容説明
学校演劇を長く指導してきた著者がその体験をもとに、シェイクスピアの名作のハイライト場面はそのままに、昨今、盛んに上演される「ひとり語り」や「ひとり芝居」のように、「語り」を導入して短時間で上演できるように新たに考案した脚本集。シェイクスピア劇のエッセンスを味わう読み物としても最適。
著者等紹介
石川実[イシカワミノル]
慶応義塾大学名誉教授。1927年茨城県生まれ、慶応義塾大学大学院文学研究科(修士)修了、慶応義塾派遣留学(ケンブリッジ大学)、慶応義塾大学助手、助教授を経て、1978年4月から慶応義塾大学理工学部教授。1993年4月~1998年3月、東京家政学院大学人文学部教授
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感想・レビュー
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えりーぜ
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あとがきは勉強になりまするが、解説がつまらんでやんす。 縮約版で、舞台上の演出や時間の流れに沿って展開されるのでサクサク読めて分かりやすい。が、ある程度英語が理解できるなら対訳版で全文を、細かな注釈も参照しながら読みたいと思ってしまうな。特にシェイクスピアは言葉遊びが多いので、原文の響きを感じたいところ。 全文を英語で読むにしても英文自体が古く現代の我々には難解なのと、ちまちま時代背景や文化習俗に気をやっていると作品を楽しむという本来の目的が雲散霧消してしまうので、こういう訳本があるのはとても良いと思う。2018/12/23