目次
2 道の文化(道の思想;道の詩;道の文学;道の絵;道の映画;ことば「道路」の歴史;アルプスを越える道と人の物語)
3 道の技術(道は何のためにあるのか―道の機能;渋滞はなぜ起るか;安全な道とは―機能設計と幾何構造;強く、そしてやさしく―舗装の技術;美しい道づくり;咲き乱れるインターチェンジ型式;インターチェンジは高速道路のかなめ;地方の特色を出すサービスエリア;情報ハイウェイ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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下巻は道のシンボリズム的側面と最新技術について。どうも上巻からはみ出たものをまとめたようで、ちょっと前半後半のつながりがよろしくない。それに最新技術といっても1992年当時のもので、まだカーナビも開発中だったみたい。というわけで、上巻に比べるとちょっと価値は落ちるんですけれども、それでも著者の豊富な経験と博学っぷりは伝わってきたので良しとします。2015/10/21
rbyawa
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e088、正直歴史書の「道」「道路」の単語の語りや『奥のほそ道』や近代小説などの文学の中の道については面白いとは言いがたかったんですが、タイトルが「道」だと抽象的なのに「道路」って付くと途端に通俗的になるよね、という辺りからなかなか楽しくなってきたんですがそれを読んでると急に渋滞の数学的分析の章が出てくるのでびっくりw そこから最後までは近代交通事情に関しての話で、1巻が具体的な日本の道の歴史の話だったんで、個人的には抽象概念/歴史/現代交通分析、みたいな順番で読めたら良かったかなぁ。手探りの本ですかも。2014/03/30