内容説明
カトリックかプロテスタントか?「ヴィア・メディア」の教会、エキュメニズムを推進する教会とは?16世紀ヘンリー8世の宗教改革以来、真理と多様性の一致を求めて、ダイナミックに変貌を続ける聖公会の歴史・神学・未来のビジョンに迫る。日本で初めて書かれた本格的研究書。
目次
イングランド宗教改革とその特徴
エリザベス女王の宗教改革
『祈祷書』と『宗教条項』通称『三十九箇条』
教会と聖書
アングリカニズムの模索―保守と変革の対立、そして寛容へ
アングリカン近代神学の胎動
アングリカン自由思想(個人の自由と理性;十九世紀におけるアングリカン自由思想)
十九世紀カトリック主義運動
ニューマンとオックスフォード運動
激変する社会と教会〔ほか〕
著者等紹介
塚田理[ツカダオサム]
1929年12月31日生、新潟県上越市高田出身。現在、スイスに在住。1952年3月立教大学文学部卒業。1957年3月聖公会神学院卒業。1962年6月オックスフォード大学大学院Doctor of Philosophy(in Theology)。1957年より日本聖公会名古屋学生センター主事、聖公会神学院を経て立教大学文学部キリスト教学科勤務。その後、同大学文学部長、大学総長、立教学院院長を歴任。2000年4月院長辞任。現在、立教大学名誉教授
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