思いやり

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  • サイズ B6判/ページ数 110p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763197214
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0095

内容説明

「思いやり」の心があれば、人生に起こる苦しみや問題は自分で解決できる―。ダライ・ラマがいま、日本人にいちばん伝えたいこと。密教の修行について語った貴重なメッセージも収録。

目次

思いやりと人間関係
「空」を理解する心(密教の修行について)
日本人との対話

著者等紹介

ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライラマジュウヨンセイテンジンギャツォ][Dalai Lama]
1935年7月6日、チベット東北部アムド地方(現・中国青海省)生まれ。2歳で13世の転生者と認められ、5歳でダライ・ラマ法王14世に即位。1949年、中国のチベット侵略に伴い、15歳で政治・宗教の最高指導者となる。1959年にインドへ亡命。北インドの「ダラムサラ」にチベット亡命政府を樹立。以来、世界各地で慈悲と非暴力の教えを説きつづけている。平和への貢献が認められ、1989年にノーベル平和賞を受賞

マリア・リンチェン[マリアリンチェン]
高知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。一級建築士。大学卒業後インド各地を旅し、1985年よりダラムサラ在住。チベット亡命政府の依頼によりチベットの伝統文化継承の拠点となるノルブリンカ・インスティテュートの設計・建築を担当し、同時にゲシェ・ソナム・リンチェン師に師事して仏教哲学を学ぶ。ダライ・ラマ法王をはじめとする高僧の講義の通訳を務め、2000年より法王来日時の通訳も担当する。日本名・鴨居真理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y

22
自分を大切にするということがどういうことなのかが一貫して書かれている。それは、他人を大切にするということにも通じている。自分は愛すべき存在で、そして他人も自分と同じ一人の人間なのだから他人も愛すべき存在なのであるという考え方は自分の中になかった。他人に対しても共通点を見つけることで正反対の考え方の相手を受け入れることができるのかもしれない。相手の出方次第でころころと考え方を変えてしまう自分は執着心にとらわれて認知がゆがんでいたようだ。日野原重明さんの考え方と似ていると思った。2019/10/14

1
本当の愛と慈愛は、現実を広い目で巨視的に見ているので、偏見や怒りの心が生じる余地がない。日々の生活の中でこの広い視点を持てる様に精進したいです。2019/01/10

まけやまたん

1
仏教とは何なのか分からないで読んだが、教えの一部が体系的に語られ、それぞれの意味が端的に説明されて理解しやすい。愛情と執着の件は、内容は理解出来るが、すべてに対する平等な愛情を育むことよりも、特定なものに執着したいと思ってしまう。自分がまだまだだという事がわかった(笑)2017/11/12

ご〜ちゃん

1
まったく違う考え方や違った角度からのものの見方も受け入れる、ことの大切さ。今だからこそ難しいが、なんとかしなければいけないと思う。2015/11/17

なかむー

1
後半の「空を理解する心」の方は、仏教用語も多めで難解。(でも「ダライ・ラマの仏教入門」よりは簡単)前半は仏教徒でなくとも納得できる話が多い反面、さほど目新しいことは書いていないかもしれない。ダライ・ラマの他宗教に対する考え方は興味深い。全ての宗教家がこうした考え方をしたら争いは減るだろうに…。違う考え方を受け入れる為の思考プロセス、絶対的なものは存在しないという考え方は、覚えておけば何か困難に直面したとき楽になりそう。改めて、仏教は理詰めの宗教だなぁと感じる。だからこそきっと助けになることがあるはず。2013/05/11

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