内容説明
政治家やトップ財界人、経営者から絶大な信頼を集める「成長の原理」とは?次世代エネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威による待望の書。
目次
序章 なぜ成長しなければならないのか
1章 成長する人と組織に共通するもの
2章 「心地よさ」のあるところに成長は生まれる
3章 「成長思考」で限界を突破する
4章 対局をつかみ、柔軟に形を変える
5章 人間は成長するようにできている
著者等紹介
上原春男[ウエハラハルオ]
全世界から注目を集める将来のエネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威。工学博士。伝達工学や発電システムを研究中、科学技術の発達、企業の成長、人間の成功など、成長発展するものにはすべて共通する原理があることを発見し、独自の「成長の原理」を編み出す。その原理は、国の地域産業振興策、企業の製品開発などにつぎつぎに応用され、政治家やトップ財界人、経営者から絶大な信頼を集める。これまで指導した企業は300余社。株式公開する企業や年商100億円、1000億円を超える、日本を代表する企業が続出している。氏の30年にわたる構想である「海洋温度差発電」は実用段階に入り、再生可能な夢のエネルギーとして各方面から注目の的となっている。1940年長崎県生まれ。1963年山口大学文理学部理学科卒。九州大学生産科学研究所講師、佐賀大学理工学部助教授を経て1985年同学部教授。1996年に同学部長、2002年には佐賀大学学長に就任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
10
成長というのは上に上に伸びるだけでなく、ニッチなマイナーチェンジも成長なのだと分かる。隠れている、或いは見過している要望に応えることができるか、現状に甘んじていてはそれはできない。心地よさが人を惹きつけるというのは、受ける側としては当然のようであっても、与える側としては難しい。そういう意味で国鉄のような前例は良い反面教師かもしれない。2016/05/20
デビっちん
9
「これでいい」と思った瞬間に成長は止まる。あらゆる成長に共通する5つの原理①創造・忍耐②成長限界③並列進行④条件適用⑤分離・再結合 「心地よさ」のあるところに成長がある。限界点は、再編成のためのステップ。成長するためには、成長への意志や意欲をしっかり持ち、目標を明確にする。もっと伸びたいと思えば、環境の変化などの外的条件を越えて、さらに成長できる。成長は、環境よりも意欲の問題。教えることは教わること。成果は人が運んでくる。人は人によって伸びていく。調子が良いときこそ用心。危機に陥る最初の兆候は?2015/05/10
たかぴ
8
どうしても蓮舫議員の「2位じゃなきゃ駄目なんですか?」を思い出してしまう。人間としても、会社としても成長を望まないと本当に生き残れないと考えさせられました。そして日本の今もこの閉鎖的な状況は上の立場の人が成長を諦めても立場を守るシステムを作ってしまったこと。均一的な成長は許しても突飛に見えるアイデアを認めない。という社会になっていることが悲しい。せめて突飛な変化を受け入れることが出来る自分で有りたい。何度も読み返して受け入れます。そして新しいことにチャレンジしたい。ありがとうございました。2019/08/06
Yuji Hamano
6
30歳を超えて若輩者という枕詞を使うのは責任を少しでも減らそうとする性根だということ。なるほど、その通り。反省しなければ2015/04/18
dexter4620
1
ライトに読める一冊だが、前半部分の人生を送る上でのアドバイスは参考になった。2019/10/05