内容説明
すごいから変なのか、変だからすごいのか？作家、政治家、プロレスラー、役者、落語家、ＵＦＯ学者…。わが道をばく進した１３人の天才（？）たちを、尊敬しつつも変わりモノ呼ばわりしてしまった、恐れを知らぬマンガ・エッセイ。
目次
コナン・ドイル―ホームズ嫌いで心霊好きな小説家
北大路魯山人―超わがままで食いしん坊の陶芸家
宮武外骨―元祖サブカル収集家の反骨ジャーナリスト
快楽亭ブラック―「ヘンな外人」第一号、明治の落語家
ウィルヘルム・ライヒ―トンデモ・エネルギーを発見した精神分析学者
岡本かの子―文学はバクハツだ！家族を熱愛した女流作家
近衛文麿―大事なところで弱腰続きの総理大臣
ジョージ・アダムスキー―空飛ぶトンデモＵＦＯ学者
長谷川海太郎―天才三人分！大量生産の流行作家
白鳥由栄―脱獄四度で名を馳せた殺人犯
エド・ウッド―才能のなかった天才（？）映画監督
力道山―私生活でもリングの上でも空手チョップのプロレスラー
岸田森―蝶が大好き、超個性派俳優
著者等紹介
唐沢俊一［カラサワシュンイチ］
１９５８年北海道生まれ。評論家、作家。古書、マンガ、オタクモノ、薬、Ｂ級映画など幅広い分野で活動。大ベストセラー「トンデモ本」シリーズを生んだ「と学会」の中心メンバー
ソルボンヌＫ子［ソルボンヌケーコ］
少女マンガのアシスタントを経て、マンガ家としてデビュー。ホラー、レディースなどジャンルは多岐にわたる。１９９７年には映画監督としてもデビューを果たしている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yumiko826
1
漫画のイラストにつられて買ってしまった。登場人物はなかなかマニアチックな面々。なかでもウィルヘルム•ライヒ、ジョージ•アダムスキーは、根拠がないけど言い切っちゃった人。そして信者がいる。今でも、怪しげな健康器具や食品を売る人がいて、信じて使う人がいる。信じるものは救われる？ってことでしょうか。とにかく出てくる"すごい人"は、変わっている。2020/02/03
sababanana
0
病院暇つぶし図書館本。2016/05/29
小心
0
漫画仕立てになってるとは予想外だった。表紙を良く見れば漫画家の名前が書いてあった。Amazonの内容説明の中にエド・ウッドの名前が出てきたのでついフラフラと買ってしまったけれど、自分の知らない偉大な変人さんがエド以外にも12人。脱獄の申し子の白鳥さんのような、社会的に功績を残したわけでもない人が入ってるのがいい。紅一点の岡本かの子さん、無邪気で豪快でスケール大きいわ。とりあえずこの本に出てくる人たちは世間体とか周囲の目とかそういうのは四捨五入して捨てちゃうんだろう。それとも最初からそんな思考はないのかな。2011/11/11
光雲
0
北大路魯山人、コナンドイル、名前は知ってたけどこんな変人だったとは、漫画も含め楽しく読めました。近衛文麿と白鳥由栄についてはもっと掘り下げて伝記を読んでみたいです。2021/02/06
