内容説明
2000年に入り急転した朝鮮半島をめぐる政治・経済・外交面での情勢を日本、中国、米国との相互関連のなかで分析。北朝鮮を取り巻く国際関係と同国の歴史と現状を経済面から詳述。
目次
北朝鮮の現状と問題点
第1部 北朝鮮をめぐる国際関係(中国‐アメリカ‐北朝鮮のトライアングル―共通の土台構築をもとめて;朝鮮半島の南北と日本のトライアングル;クリントン政権下の米朝外交関係―紛争と決断の期間;包容(太陽)政策の内容と展開の過程)
第2部 北朝鮮経済の歴史と現状(北朝鮮における社会主義経済建設の展開―自立的民族経済論の形成との関係において;南北経済交流・協力の過去と現在;北朝鮮経済の実像と市場経済への転換の可能性―中国と東欧経済体制転換の経験を中心に)
補論 調整期の北朝鮮対外経済関係
著者等紹介
小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年生まれ。東京都立大学経済学部卒業。東京都立大学経済学部助手、駒沢大学教授を経て現在、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、文学博士
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