内容説明
「美味しくて体に良い」食品に対して、お客さまのウォンツは刻々変化している。そのなかで商品開発、マーケティング、流通…などに真剣に取り組んでいる企業のマネジメントが「食と健康」について熱く語った講義・インタビューの記録。
目次
序章1 21世紀の「医食同源」とは―「食と健康」のあり方を問う
序章2 「安全と安心」のための法制度と科学―官は何を規制し、民は何を責任とするか
第1講座 中食=bento businessの世界―現代食生活の先端に見る食の文化と経済
第2講座 食品企業としての総合力はこう生かす―アセロラと糖尿病食から始まった健康価値事業
第3講座 進化する健康機能ニーズへの技術戦略―「アクエリアス」を例にとり、消費者価値の確立を求めて
第4講座 高血圧とアレルギーとの戦い―すべては「カルピス」という樹から生まれた豊かな果実
第5講座 ニュートラシューティカルズの時代へ―エビデンスに基づく普遍的な製品を提案するための情報提供とは
第6講座 新世代ガムを誕生させた「食と健康マーケティング」―商品開発戦略の要諦を考える
第7講座 おいしいから続く、おいしいから健康になる―この真理を追究した感動食品専門スーパー「Oisix」
第8講座 オプティマル・ヒューマン・ダイエットの追求―私が整体指導者からレストランプロデューサーに転身したわけ
著者等紹介
木村廣道[キムラヒロミチ]
東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士)、スタンフォード大学大学院ビジネススクール修了(MBA)。協和発酵、モルガン銀行を経て、アマシャムファルマシアバイオテク代表取締役社長、日本モンサント代表取締役社長を歴任。現在は東京大学大学院薬学系研究科ファーマコビジネス・イノベーション教室客員教授、学術企画調整室室員。(株)ファストトラックイニシアティブ代表取締役、経済同友会幹事、日本スタンフォード協会副会長などを兼務
仙石慎太郎[センゴクシンタロウ]
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(博士(理学))。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社を経て、同教室客員教員(講師)。専門は医薬・ヘルスケア分野の経営学およびR&Dマネジメント論。研究技術・計画学会評議員、首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワークでコーディネーターなどを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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