内容説明
本書は、各章で個人および組織のレベルでのストレスとそのマネジメントを概観している。そこにはさまざまの治療アプローチがあり、人びとがストレスカウンセリングやストレスマネジメントを受ける上でいろいろな方法があることが明らかになった。冠動脈疾患予防のための介入法、職場でトラウマを引き起こすストレスの衝撃を緩和する介入法なども心強い。カウンセリングやストレスマネジメント訓練は、個人や組織のニーズを満たす上でストレス検査とともに重要なものであることも話題となった。測定その他の諸問題に関しても重要な問題提起をしている。
目次
第1部 導入(ストレスマネジメントとカウンセリング:アプローチと介入法)
第2部 ストレスマネジメントの生物学的基礎(ストレスマネジメントの生物学的基礎)
第3部 ストレスマネジメントの理論と実践(人間中心的アプローチによるストレスマネジメント;多面的アプローチ:理論、査定、技法、および介入法;ストレス治療と論理情報行動療法(REBT) ほか)
第4部 ストレスマネジメント:研究、問題点、方法論(冠動脈疾患の予防に対するストレスマネジメント法;職場ストレスに対する対処法の個人的方略:概説;職務ストレスの対応法:現行測定法への批判と代案の提示 ほか)
著者等紹介
内山喜久雄[ウチヤマキクオ]
1944年東京文理科大学(現、筑波大学)心理学科卒業。1959年医学博士。現在、筑波大学名誉教授、日本学術会議第13‐15期会員、カウンセリング、行動療法、健康心理学、行動医学、専攻
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