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アホの壁 in USA

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760124916
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0076

出版社内容情報

【著者新作映画情報】(2004年5月現在)
ムーアが2004年秋の米国大統領選挙にぶつけるべく撮りあげた新作ノンフィクション映画「華氏911」(FAHRENHEIT 911)が、5月のカンヌ映画祭で最高賞、パルムドールを受賞してしまいました。好悪入り乱れて、世界は今、マイケル・ムーアの動向に目が離せません。極東では、パルムドール受賞を受けて急遽本年夏公開が決定! 大作が押し寄せる夏に公開して果していいのか。でも、大統領選挙前にムーア旋風が盛り上がること必死です。命をかけたハンバーガー・ドキュメンタリー「スーパーサイズ・ミー」とともに、戦争過多&カロリー過多帝国を笑いましょう。で、元々はジャーナリストのムーア、彼のルーツを探るためにも本書はお役立ちです。
※華氏911度(摂氏488.3度って熱すぎ!)は、自由が燃え尽きる温度だそうです。むろん、ブラッドベリの名作、トリュフォー映画化の「華氏451度」=本が燃え上がる温度、のパロディです。

【内容紹介】
★★悪の巨大企業家+マヌケな政治家=「アホの壁」★★

「ごきげんよう、「有志連合」の同志諸君! 君らは、選ばれた軍団の中に加わった。君らの参加に関しては、アメリカのおぼえもメデタいよ。
(…)いったいどうしちまったんだ? 何だって諸君は、俺たちみたいになりたいんだ? そして、何だって俺たちのイカれた「有志連合」なんぞに入って、俺たちが行ったところでどうしようもない国々を侵略しようとしてるんだ?
 (…)ありがとうよ、小泉サン。あんたがいなけりゃ、ブッシュはひとりでイラク侵略は出来なかっただろう。(…)本当にこの戦争を起こしたのは、あんたみたいな指導者さ。俺はこの戦争に対する責任という点では、ジョージ坊やよりもむしろ、あんたのほうが重いと思ってる。わかるだろ? ジョージの奴は、ありゃあただの、単なるアホだ。」
――柏書房版でしか読めない、ムーア書き下ろしの「日本語版への序文」より

あのお笑いマシンガントーク再び! 小泉サンと私たち日本人に宛てた最新の熱きメッセージ付。「ボウリング・フォー・コロンバイン」監督、『アホでマヌケなアメリカ白人』『おい、ブッシュ、世界を返せ!』著者、マイケル・ムーアが90年代のアメリカをえぐった処女作です。
処女作にはその著者の全てがある、と言われる如く、ムーアの全てがあると言って過言ではない本です。
さて、処女作の標的は、悪の巨大企業家とマヌケな政治家たちで出来ている「アホの壁」。映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の背景と、いまの世界と日本の状況を読み解くのに必要不可欠な情報が満載です。

目次

みんなでライダー・トラックに乗ろう
パット・ブキャナンはサタンの小切手を受け取るか?
「投票するな―奴らをつけあがらせるだけだ」
民主党?共和党?いったいどこが違うんだ?
メイフラワーの乗客じゃない?だったら出て行け!
社会福祉制度を何とかしろ!
オレンジ郡をゴミで埋めろ
ロドニー・キング記念暴動大会開催のおしらせ
異教の里子
ドイツはまだ罪の賠償を終えてない―俺が徴収してやるよ〔ほか〕

著者等紹介

ムーア,マイケル[ムーア,マイケル][Moore,Michael]
風刺と笑いの精神にあふれる反骨のジャーナリスト兼映画監督兼TVプロデューサー。1954年ミシガン州フリントに生まれる。著作にTV nation、世界中で400万部以上を売りあげた『アホでマヌケなアメリカ白人』(柏書房)、『おい、ブッシュ、世界を返せ!』(アーティストハウス)。映画監督としては、地元GM工場の大量解雇を題材にしたドキュメンタリー「ロジャー&ミー」(1989年)でデビュー。反銃社会のドキュメンタリー「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年)では第75回アカデミー賞ドキュメンタリー賞、カンヌ映画祭55周年記念特別賞受賞

松田和也[マツダカズヤ]
1963年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てら

2
アメリカが経験したことは20年後、日本も経験する?と言う言葉を聞いたことがあるが、この本に書いてあるアメリカは、今の日本の現状に似ていないか?2024/02/11

ぱらーむ

0
購入したのは15年前で、書かれてる内容は1990年代中頃のアメリカ。にも関わらずそこで書かれてる現状は、今でも生々しい。なぜオバマ元大統領やトランプ大統領が誕生したのか。彼らを支持した人が何を望んでいたのか。それらを知る上でこの本は手がかりになると思う。あと翻訳がめちゃくちゃ面白いので、小難しいこと一切抜きで楽しめる本です。2017/02/07

がんぞ

0
前半“強欲資本主義”の戦犯がリストアップされる。社会の混乱を恐れた政府によって救済されたとはね/合衆国の歴史は、バブルが成長しては行き詰まって破綻し、戦争をしかけて焼け野原をごまかし(10年に1度は戦争しないと国がまとまらない、侵略体質=大統領システム)(おおむね、「民主党が戦争を始め、共和党が終わらせる」)…ほとぼりが冷めると、広大な国土と《アメリカンドリーム》=「機会均等」の名で貧富の格差許容などで投資と人材が集まる/彼の言う通りだ。金持ちが自分の手を汚すことする筈は無い。OJシンプソンは無実だろう。2012/09/07

Hitomi Suganuma

0
アメリカのしゃかいじょうせいが分からないと面白味半減ですね2020/03/17

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