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近世日越交流史―日本町・陶磁器

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760122356
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

出版社内容情報

ベトナムで開催された国際シンポジウム「陶磁器貿易を通して見た越日関係」に、両国の歴史学、考古学研究者が集結した。文書・記録、絵画、陶磁器、窯跡など、文献と遺物と遺構から日越交流を縦横に論じた21篇を収録。

〔1部〕青木美智男「近世初期、オランダ連合東インド会社平戸商館の貿易陶磁と幕藩領主」ほか、日越貿易に関する6篇を収録
〔2部〕菊池誠一「遺跡分布からみたホイアン地域の形成と展開」、チン・カオ・トゥオン「ベトナムにおける肥前陶磁器の新資料」ほか、ベトナム国内の陶磁器に関する7篇
〔3部〕大沢真澄・藤波朋子・二宮修治・菊池誠一「日本・ベトナム出土のベトナム焼締陶器の自然科学的研究」ほか日本の陶磁器に関する5篇

内容説明

日本の各地遺跡から、次々に出土するベトナム陶磁器。そしてベトナムに残された日本町の遺跡と遺構。近世初頭に隆盛期を迎えた両国の交易と人的交流を探る。

目次

世界・地域・ベトナムの歴史的背景と一五~一七世紀の越日関係
近世初期、オランダ連合東インド会社平戸商館の貿易陶磁と幕藩領主
名古屋市情妙寺蔵「茶屋新六交趾貿易渡海図」の検討
一五~一七世紀のベトナム経済及び社会の状況
一六~一七世紀の南シナ海通商システムにおけるベトナム商港の位置
一七世紀のあるベトナム‐日本人家族について―バッチャンの『阮氏家譜』を通じて
一六~一七世紀の日本とベトナムの貿易関係
遺跡分布からみたホイアン地域の形成と展開
クーラオチャムにおける考古学調査
ベトナムのチュウダウ陶磁〔ほか〕