少年犯罪と子育て―元家裁調査官からの直言

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760120871
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0037

出版社内容情報

万引きや窃盗から凶悪な少年事件まで、非行少年たちを見つめ続けた元家庭裁判所調査官が、その経験にもとづき、親をはげまし、学校に直言するメッセージ。非行と気づいた時からの親の腹のくくりかた、非行からUターンする子・しない子、「世間との無理心中」を図った凶悪事件の子供たち、いま厳罰主義に反対する理由など、感情論議を排して現場主義感覚に立ったあたたかい発言が親と子どもを救う。

浅川道雄(あさかわみちお)=1931年東京生まれ。学習院大学哲学科卒業。東京家庭裁判所少年係調査官として長年勤務し、数々の少年事件にあたる。1992年退職後も、自助グループ・「非行」と向き合う親たちの会や教育相談活動など、少年非行の先端で活動を続ける。また、日本の子供を守る会副会長として子供の権利条約の普及や講演活動などに、多忙な日々を送る。著書は『「非行」と向き合う』など多数。

1章 「家裁の人」の仕事とは
2章 私の出会った非行少年たち
3章 非行少年の鏡に映る子育てと学校
4章 親はまず腹をくくりなさい
5章 17歳で人生を捨てようとする犯罪少年
6章 なぜ厳罰主義に反対するか
<資料>改正少年法・教育基本法・子供の権利条約

内容説明

非行の「的を射た叱り方」とは。“家裁の人”が語る子育て論。思春期の子を持つ家庭の必携本。

目次

1章 なぜ非行少年を見離さないか
2章 少年非行の鏡に映る子育ての幻影
3章 「社会との無理心中」を図ったA少年たち
4章 被害者問題と加害少年の謝罪
5章 涙の後に生まれるもの・自助グループのちから
6章 家裁の人は誰のために働くか

著者等紹介

浅川道雄[アサカワミチオ]
1931年、東京に生まれる。学習院大学哲学科卒業。1956年から1992年まで、東京家庭裁判所少年係調査官として、戦後の少年事件を扱う。現在、自助グループ・「非行」と向き合う親たちの会世話人として、相談活動や講演活動などをおこなう。日本子どもを守る会副会長
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