内容説明
癌と真摯に向き合った一年半にわたるドキュメント。癌が抱えている現代医学の問題点を患者の目から提示する。
目次
第1章 がんがやってきた 一九九六年二月―予兆
第2章 この病院でいいのだろうか 一九九六年三月―告知そして入院準備
第3章 私の胸には涙の湖がある 一九九六年三月二十五日―乳房喪失
第4章 再発ノイローゼの季節 一九九六年四月―抗がん剤治療
第5章 抗がん剤の地獄 一九九六年五月―作陶十周年記念個展
第6章 癌で死ぬのも悪くない 一九九六年夏・秋―癌を勉強する
第7章 ブナの樹海の倒木のように―私の死生観
第8章 癌と一緒に楽しく生きる 一九九七年四月―ブルゴーニュへ