内容説明
同心・井原伊十郎によって岡っ引きにされた「佐平次親分」。実は、切れ者の長男・平助、力自慢の次男・次助、色男の三男・佐助の三人兄弟で一人の岡っ引きだった。佐平次の活躍で地獄小僧一味は捕らえられ、頭目・狢の平三郎は市中引き回しの上獄門となったが、一味の生き残り和五郎が重兵衛とともに、平三郎の敵討ちのために策を練り始めていた―。佐平次に襲いかかる罠、そして「丑の刻参り」の謎とは果たして何なのか?書き下ろしで贈る、大好評のシリーズ第二弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生れ。83年『原島弁護士の処置』でオール読物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hironobu
5
地獄小僧捕縛で名を上げた佐平次。しかし残党が佐平次襲撃を目論む。丑の刻まいりに隠された恐ろしい殺しの謎を解く。2017/04/14
へたれのけい
2
悪役や憎まれ役がいい人になってきた。それもありです。2023/01/13
FK
1
シリーズ第2作。うまい設定で、この第2作も面白く読めた。2006/03/23
犀門
0
#150★★★★☆再び小杉健治に戻って三人左平次シリーズ。①が未読なので、後日必ず。2013/10/21
なおり
0
シリーズ2作目。1作目の続き2013/05/06