内容説明
本書は、中世都市の一類型である寺内町に焦点を合わせ、歴史地理学の立場からその実態解明を行うものである。
目次
第1章 総論
第2章 寺内町研究史
第3章 大坂石山本願寺寺内町の空間構造―最近の学説を中心に
第4章 寺内町の形態の類型とその変容
第5章 寺内町の形成と原集落
第6章 吉崎における中世的景観と近世的景観―絵図を通してみた
第7章 久宝寺寺内町の考察
第8章 寺内町プランの解明―枚方招提寺内を例として
第9章 三河の寺内町プラン―その特徴と畿内型寺内町との比較
第10章 北陸の寺内町
第11章 歴史的都市の近代的変容―久宝寺・八尾両寺内町の事例
著者等紹介
金井年[カナイトシ]
1954年大阪府出身。大阪大学大学院文学研究科修了。大阪産業大学で地理学の講義を担当。大阪府八尾市在住
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