内容説明
失われし世界の姿を求めし者よ。世界は四つの源に分かれ、その姿を今に残す。在るべきものは、在るべき所へ。世界は真の姿を現す。時空を越え、希望を拡げろ!少年たちの足跡は語り継がれ、英雄伝説に。ドラゴンクエスト7小説シリーズ第2巻。
著者等紹介
土門弘幸[ドモンヒロユキ]
1976(昭和51)年、三重県生まれ。第1回電撃ゲーム小説大賞大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
4
今回の前半、半分以上はゲームでも序盤の山場ダーマ編。今回もゲームの台詞を多数そのまま取り入れた記述はもちろん、レベルやステータス、そして何より転職というゲームシステムまで上手く小説化した再現度の高さ。少女神官フォズの活躍をはじめとして多数のサブキャラと盛り沢山なストーリーもきっちり再現で満足の出来。主人公の引きずるキーファのことにネリス・ザジ姉弟の話を絡めるのも上手い。反面、後半は多くのクエストが省略されていて少し寂しい。アイラはキーファの子孫であることを明言しつつ、ヒロインっぽいアルスとの絡み方に。2017/04/24
ユキミ
2
キーファの別れが意外でした。ゲームだったら経験値返せと言いたくなるような…マリベルも。ダーマのストーリーがわくわくするとこも多く、読みやすかったです。戦闘描写が頗る良い。2016/04/17
山がち
2
ダーマが中心となっているが、多くのページを割いただけにかなり丁寧に描かれている。しかし、それ以外にもかなり重要なものが含まれている。メルビンの加入、マリベルの離脱、アイラの加入である。ゼッペルとの戦いでは、フォロッドと同様に明確に死が描かれている。また、マリベルとアルスの関係は、その離脱の際にやや異なる相を見せているような気がする。これまでアルスは、ただ希望を認める側であったのだが、ここでは心情を理解した上で認めていないのである。本当の意味で、アルスが決断する人間にならざるを得なくなったということだろう。2013/09/22
ももまん
1
皆が痛いほどに強くなっていく。1つの言葉、1つの行動に何度も何度も心を打たれる。これで読める場面も略されている場面も、またゲームで味わいたくなってきてしまった。2011/07/13