ＴＯＫＹＯ図書館日和

冨澤 良子【著】

アスペクト（2007/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 143p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757213913
• NDC分類 010.213
• Cコード C0076

内容説明

公立の総合図書館や博物館、美術館に併設している図書館を中心に、個性ある蔵書が魅力的で、建物、空間、雰囲気など、読書以上にも楽しめるような図書館を選んだ、図書館ガイドブック。

目次

暮らし（ＯＺＯＮＥ情報バンクライブラリー；住まいの図書館；日清食品　食の図書館；食の文化ライブラリー；ＬＯＦＴ快眠スタジオライブラリー；ＨＯＵＳＥ　ＯＦ　ＳＨＩＳＥＩＤＯ　ライブラリー；ハウスクエア横浜ライブラリー）
海外（東京ドイツ文化センター図書館；東京日仏学院メディアテーク；日本ロシア語情報図書館；イタリア文化会館図書室；中近東文化センター付属三笠宮記念図書館；カナダ大使館Ｅ．Ｈ．ノーマン図書館）
文学・絵本（国立国会図書館国際こども図書館；ちひろ美術館・東京図書室；日本近代文学館）
芸術（東京都写真美術館図書室；早稲田大学坪内博士記念演劇博物館図書室；東京国立近代美術館フィルムセンター図書室；東京都現代美術館美術図書室；世田谷美術館アートライブラリー）
メディア（大宅壮一文庫；アド・ミュージアム東京広告図書館；ＮＨＫ放送博物館図書・史料ライブラリー；放送ライブラリー）
総合（目黒区民センター図書館；東京都立中央図書館；中央公園文化センター図書館；目黒区立八雲中央図書館）
その他（旅の図書館；江戸東京博物館図書室；神の博物館図書室；横浜開港資料館閲覧室）

著者等紹介

冨澤良子［トミザワリョウコ］
１９７３年東京都生まれ。講談社関連会社に勤めた後、Ｗｅｂ制作会社に転職。映画情報サイトや映画・テレビのオフィシャルサイトの編集をおこなう。退社後、書店でのアルバイトを経て、校正や編集、執筆活動をおこなっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やすらぎ🍀]

先日、郷里の小さな市営図書館に行ったところ、絵本の前に子どもがいないことに驚きを感じ、今も記憶に残ってしまっている。紙の本が減ってきても、都市には恵まれた本棚が並んでいる。春夏秋冬、どの季節にも訪れたくなる、図書館日和。無料で入館できるもの、登録が必要なもの、国際的なもの、東京の多様さが載っている。美しい建物の中で、大切にされている作品は、皆の視線を引きつける。心地よい街中の木陰で腰を下ろして、どの物語の世界へ足を踏み入れているのだろう、本を開いている姿が微笑ましい。私もその一員になろう。秋晴れの日曜日。

2023/10/22

[ぶんこ]

小さくて薄い本。 表紙も素っ気ないのですが、内容は充実していました。 巻末に地図と連絡先が列挙されているのも便利。 味の素の「食の文化ライブラリー」は、味の素グループ創始者の自邸だった所で、佇まいが素敵。 早稲田大学坪内逍遙博士記念演劇博物館図書室も、16世紀イギリスの劇場を模した建物だそうで、行ってみたいリスト入りです。 また各国の文化センター図書館も、旅行前の情報収集に役立つのだと気付きました。

2015/05/23

[caramel]

こんなに専門性を有した図書館があるなんて！美術館、企業、語学学校などのなかにあったりする。一般の人も閲覧できるところはたくさんあるんだな～！

2016/07/21

[へくとぱすかる]

遠方なので実際には行けないものの、東京（と横浜）の図書館のガイド。さすがに首都圏だけあって、興味深いジャンルに限った、トピカルな図書館が充実していると思った。探せば他の地方にも、特色ある図書館が見つかるだろう。しかしどの館にも共通しているのは、本とメディアについて、落ち着いた検索や読みができるような雰囲気にあふれていることだろう。写真が、たとえ取材のために特別な条件で撮られたものであっても、それは十分に感じられる。本好きにとっては、眺めるだけでも楽しめる、格好のガイドブックだろう。

2014/12/18

[Wisteria]

色んな図書館があるものだなぁと感心。ある分野に特化した図書館がこんなにあるという事に驚いた。専門的な資料を探すにはとてもいいと思う。本を借りるだけなら近くの市立図書館で充分だけど、ここに紹介されている図書館は行く事自体に意義がありそうな場所ばかり。建築物としても素晴らしかったり内装もお洒落な所が多い。旅行気分で出掛けても楽しめそう。

2016/02/25