内容説明
本書では、意識的に中世史研究と交流することをめざし、「女の視座」から逃散の本質や村、そして中世社会というものをとらえなおしている。
目次
女性史と歴史学―序にかえて
第1部 中世法を読む(御成敗式目四二条の解釈;御成敗式目四二条論・その後;「逃毀」再考―妻子と跡と家の継承)
第2部 村と女性(中世前期の村落祭祀と女性;中世後期の村の女たち;村を守る;千代鶴姫伝承―家と村の歴史)
著者等紹介
黒田弘子[クロダヒロコ]
本姓伊藤。1943年、栃木県烏山町に生まれる。1966年、早稲田大学第一文学部卒業、1977年、東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。1987年、文学博士。現在、中央大学文学部・同大学院文学研究科非常勤講師
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