出版社内容情報
韓国方言を使いこなす著者がテレビで引っ張りだこになった理由とは?
おかしな韓国語方言をしゃべる日本人として韓国のテレビに引っ張りだこの著者。最近ではテレビCMにも出演している。実はその人気には深い深い理由があった!?金大中前大統領のおかげ?ワールドカップ共同開催の影響?それともほかにもっと別の理由がある?そして韓国テレビの舞台裏をここまで書くと危ないかも!?笑って読んで、日韓の微妙で絶妙な関係がわかる好著。
第1章 韓国のヘンな『日本人』
第2章 私がテレビで重宝がられた理由
第3章 「本音」と「建前」のはざまで
第4章 「普通の日本人に戻りたい」宣言
著者・野平俊水氏の小社での前著『韓国・反日小説の書き方』は韓国人の日本人に対する微妙な感情を解き明かした好著でした。その後も小学館文庫などで、決して偏ることのない評論や読み物を次々と著しています。本書は、韓国で大人気の著者(なんとキムチ専用冷蔵庫のCMにも出演しているのです)が韓国でなぜ人気を得たかのその事情や、韓国テレビの舞台裏などを通じて、楽しく読める日韓比較文化論にまとめた本です。
内容説明
大学教師でありながらタレント稼業でソウルと光州市を往復する日々。反日感情が強いはずの韓国でなぜ?日本人で(恐らく)初めて人気TV番組のレギュラーとなった著者が、自らを巻き込んだ“特殊事情”を面白まじめに解き明かす。
目次
第1章 (恐らく)私は韓国でいちばん有名な日本人(なんとなく韓国、いつしかどっぷりと韓国;よく学び、よく闘う学生たち ほか)
第2章 私が人気者になったビミョーな韓国事情(私の話す言葉は大統領と同じ;韓国の対日感情がだいぶほぐれてきた ほか)
第3章 韓国でTVに出ると、実はこんなにツライ(ウン千万円のCM出演を断らねばならなかった理由;「侮蔑発言」に切れた! ほか)
第4章 「変な日本人」の引退時期はすぐそこに(引退にもやはり「国内事情」が影響する;「韓国芸能界で成功する方法」)
著者等紹介
野平俊水[ノヒラシュンスイ]
本名「水野俊平」。1968年、北海道に生まれる。90年、天理大学朝鮮学科卒業。93年、韓国・全南大学校大学院国語国文学科博士課程卒業。現在、同大講師。韓国で初めて日本人がレギュラーでテレビ出演
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