越境する家族―在日ベトナム系住民の生活世界

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750313856
  • NDC分類 334.41
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「インドシナ難民」として入国、定住したベトナム人の定住過程と精神世界を歴史的背景をふまえ、コミュニティ・ネットワークと生活戦略、家族観の変容、祖国や他の定住国の親族ネットワーク、世代間コミュニケーションなどの視点から浮き彫りにする。

第一章 「ベトナム難民」のとらえ方
第二章 調査の概要と研究視点
第三草 ベトナムの歴史と文化
第四章 コミュニティと社会的ネットワークの形成
第五章 定住適応過程と家族観の変容
第六章 越境する家族
第七章 宗教実践とエスニック・アイデンティティ
第八章 日本社会とベトナム系住民―その日常と展望

内容説明

本書は、一九九七年一二月に大阪大学より博士(文学)の学位を授与された論文「在日ベトナム人社会の研究」に加筆・修正を行い、また一部をその後発表した論考と差し替え、まとめなおしたものである。

目次

第1章 「ベトナム難民」のとらえ方
第2章 調査の概要と研究視点
第3章 ベトナムの歴史と文化
第4章 コミュニティと社会的ネットワークの形成
第5章 定住適応過程と家族観の変容
第6章 越境する家族
第7章 宗教実践とエスニック・アイデンティティ
第8章 日本社会とベトナム系住民―その日常と展望

著者等紹介

川上郁雄[カワカミイクオ]
1953年生まれ。1990年、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1997年、大阪大学より博士(文学)の学位を取得。現在、宮城教育大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/05/10

子音はC 母音はA

2
難民としてベトナム人の来歴から始まり日本での生活実態を60世帯のベトナム人家族へのインタビューを通して読み解く。コミュニティの形成の仕方から、定住適応形態、さらにはマイノリティとしての連帯の礎となった宗教実践まで触れる。2014/06/29

mitam

1
インドシナ難民と話すために読んだが、いまいちピンと来なかったエピソードの一つ一つがこの本の中にあった。 その中のひとつが「ベト・キュー」という言葉だ。戦争が終わり、経済成長を遂げた今ならベトナムに帰れるのではと思っていたが、国を出た裏切り者と差別された過去、一方で外貨の獲得のために利用されてきた経緯もあるという2022/04/09

Ayano

0
技能実習生じゃない在日ベトナムの方のことが知りたくて読んだ本。インドシナ難民の定義や日本の対応、その後の生活のことなどが研究を元に詳細に記述されていてすごく参考になった。こういった方たちを対象に私も関わっていきたい、と思いを強くした。2023/05/09

ぴよりんご

0
卒論の参考文献でつまみ読み。 ベトナム系住民について全般的に網羅している。2018/01/09

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