出版社内容情報
個別の歴史・言語・文化をもつ多くの民族を一つの国家に統合しようとしたためにかかえたさまざまな矛盾,その崩壊に至る過程を,地下出版など埋もれていた資料をもとに検証。民族・言語からみたソ連邦史の決定版。
第一部
ロシア帝国の諸民族/1917年の革命◇帝国の解体/1919年◇主権ソビエト共和国/イスラム諸民族/非ロシア人との民族契約/引き裂かれた民族契約/ヒトラーとスターリンの間で/スターリンの晩年◇諸民族に対するテロル
第二部
民族契約の部分的回復に向かって/フルシチョフが再び路線を変える/ブレジネフとコスイギンの成功/ソビエト人創出/「停滞」の中の加速/アンドロポフとチェルネンコが圧力をかけ続ける/ゴルバチョフとグラスノスチの到来/グラスノスチ,しかしペレストロイカはなし/帝国の危機/ゴルバチョフを待ちながら
目次
1 ロシア帝国の諸民族
2 1917年の革命―帝国の解体
3 1919年―主権ソビエト共和国
4 イスラム諸民族
5 非ロシア人との民族契約
6 引き裂かれた民族契約
7 ヒトラーとスターリンの間で
8 スターリンの晩年―諸民族に対するテロル
9 民族契約の部分的回復に向かって
10 フルシチョフが再び路線を変える
11 ブレジネフとコスイギンの成功
12 ソビエト人創出
13 「停滞」の中の加速
14 アンドロポフとチェルネンコが圧力をかけ続ける
15 ゴルバチョフとグラスノスチの到来
16 グラスノスチ、しかしペレストロイカはなし
17 帝国の危機
18 ゴルバチョフを待ちながら
追記―帝国は解体する