内容説明
未解決のまま放置され続けた日本の戦後責任が法廷に立たされている。全国から寄せられた235件の電話は歴史の証言台にのぼった。元兵士たちが語る慰安婦の姿、慰安婦と兵士のかかわり、軍管理の実態…。ベールにおおわれた真実が浮かびあがる。
目次
「従軍慰安婦110番」開設の経過
第1章 証言(関東軍女子特殊軍属服務規定;ズボンを脱いで待っていた兵隊;「人間扱いする必要はない」;トラックで検診に来た慰安婦たち;「私をここから連れ出して」;免税票をもって ほか)
第2章 証言からみる「従軍慰安婦」
第3章 座談会(「110番」を終えての感想;「110番」のなかで見えてきたもの;補償について;今回の共同作業で得たもの;「110番」感想)