目次
天皇の御祈願
山崎闇斎に於ける『中臣祓』
山崎闇斎と『古語拾遺』―神器は三種か二種か
三種神器説の展開―後継者栗山潜鋒
山崎闇斎と庚申―「教へは猿田彦神の教へ」考
続心神考
山崎闇斎の漢詩
山崎闇斎の葬儀
山崎闇斎に於ける朱子学
大山為起著『倭姫命世紀榊葉抄』について〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
4
正・続は未読。史学者平泉澄、崎門学派の内田遠湖・岡直養に師事した大正生まれの著者による、闇斎及び崎門についての論文集。闇斎の思索を「需を<超えて>神道に<達した>」と捉えており、平成七年出版なのだが、「尊き我が皇室は…」的な発言が多くやや面食らう。論としては偏っている部分もあるとは思うのだが、崎門学派についてよく指摘される「切実な体認をその命とする」という言葉が強烈に伝わってくる点は、善し悪しはともかく他書にない特徴だと思った。それは恐らく、著者が紛れもなく「崎門」の道統に連なる思想家だからなのだろう。2015/12/22
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