江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸

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江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784643910605
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C0021

内容説明

江戸時代初期。情報・外交専任の留守居役が、由比正雪事件の危機、支藩との対立など、藩の命運をかけて展開した数々の外交手腕は、現代日本社会の行動様式の先駆である。留守居役の実態と、2千人が暮らしていた江戸藩邸生活を初めて明らかにする歴史ノンフィンクション。

目次

プロローグ 御留守居役の登場
1 お留守居役と幕閣・旗本
2 支藩との対立(本家から独立の画策;秀元と秀就;対立はつづく)
3 萩藩の江戸屋敷
4 他藩との交渉
5 町人と江戸藩邸
6 御家のために
7 二つの代替わり(秀就の死;由比正雪の乱の波紋;長門国目付の派遣;本藩・支藩関係の安定)
エピローグ 彦右衛門の引退
図版・図表一覧
主要引用史料一覧
主要参考文献一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
江戸の川柳では、藩の経費を使って吉原で豪遊する、社用族の元祖みたいに呼ばれる江戸留守居役。この本は、そんなステロタイプなイメージとは違い、萩藩、いわゆる長州藩の江戸屋敷に務め、藩の外交官として幕府や他藩との関係に腐心していた江戸初期の侍の日記。大変な激務であることが伺えるし、慶安の変(由比正雪の乱)で藩内に関係者がいた一件は、正に危機管理のお手本のような動きを見せている。留守居役にも色々あるのだ。2009/12/19

tecchan

1
江戸時代初期寛永期に萩藩の江戸お留守役を勤めた福間彦右衛門が残した日記から、当時の藩や武士の対外交渉がどのように行われていたか、また、武士の日常生活がどのようなものだったかを描いている。2019/03/05

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