内容説明
書物をこよなく愛した日本研究家フランク・ホーレー。1万冊に及ぶ「宝玲文庫」への愛着から日本滞在にこだわり、戦争で接収された書物の奪還に奮闘した。書物の蒐集に人生を翻弄された英国人の知られざる実像を描く。
目次
言語学者ホーレー(言語学者を目差して;お雇外国人英語教師として;日本語辞書の編纂を目差して ほか)
太平洋戦争とホーレー(ホーレーの逮捕・拘留と交換船;敵産管理法による宝玲文庫の接収)
ザ・タイムズ特派員と日本研究の再開(特派員への道;東京特派員として;マッカーサーとホーレー事件 ほか)
著者等紹介
横山学[ヨコヤママナブ]
1948年、岡山市生まれ。1983年、筑波大学大学院歴史・人類学研究科史学日本史専攻博士課程修了(文学博士)。現在、ノートルダム清心女子大学教授
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